クリッパー123 開発のきっかけ


検索エンジンでたいていの情報が検索できるようになりましたが、ウエブで情報収集を行うようになり、以下の事を感じるようになってきました。

   (1)過去の情報が残らない[時間軸]
   (2)運営サイトごとに情報がちらばっているので情報を見逃してしまう[空間軸]
   (3)ブックマークの数が増えると「お気に入り」が使いにくい
   (4)情報の真偽がわかりにくい

  色々なウエブの情報を集めて表示するサービスには、スタートページ・マイページというカテゴリーでiGoogle,MyYahoo,Netvibesのようなウエブサービスがあります。ウエブ上でログインすればどのPCからも閲覧ができるので、便利なのですが、扱える情報はRSSがメインです。RSS配信はニュース・ブログなどに集中しており網羅性に欠ける面があります。また、ウエブサービスでは著作権上の問題があり記事を記録保存することはできません。別のアプローチは、ウエブクリッピングツールでGoogle Notebook,thumbtackやEvernoteのサービスでウエブ上のクリップをコピー保存して共有・閲覧ができます。このサービスで履歴を保存するには、すべてマニュアルで行っていく必要があります。ウエブのクリップやRSSが同時に登録でき、過去の履歴を自動的に残していく機能をもつツールが欲しいというのが開発のきっかけです。

   時間軸:過去の情報を残しておけば、後で確認ができるし、どのように変わったかが分かります。例えば、毎日更新されるコラムを自動的に保存しておいて後で読んだり、企業概要を保存しておけば、役員の変更や資本金の変更を確認することができます。過去のインターネット情報を集積したinternet archivesのようなサイトがありますが、網羅性に欠ける点や著作権上の問題があります。そのため、ウエブサービスではサーバーにユーザが指定したページやRSSの履歴を保存して公開することはできませんが、自分のPCに保存し自分で閲覧する場合は可能です。(ビデオレコーダーと同様)クリッパー123はPCに常駐し、指定したクリップやRSSの履歴を自動的にPCに保存するようにしました。

   空間軸:例えば、各新聞社の社説・コラムを読む場合に、各新聞社の社説・コラムサイトをお気に入りにブックマークしておいて、各新聞社のサイトに順次移動するというのが一般的だと思います。その他にも、専門新聞社の記事や役所情報などもブックマークするかも知れません。これらすべてがRSS配信していればRSSリーダで一括して読むことも可能ですが、これらすべての情報がRSS提供されていることは、あまりありません。そのため、クリッパー123は、複数のクリップやRSSを1ページで閲覧できるようにしました。ウエブページを自分で作るような感覚で、レイアウトを決めて、読みたいクリップやRSSを登録することができます。各クリップには、指定時間に内容を自動保存する機能を持たせました。

  (3)については、「お気に入り」に登録するブックマークが数十件程度では、現状の機能でも十分なのですが、管理するブックマークの数が増えてくると「お気に入り」の検索作業が必要になってきます。現行の「お気に入り」の管理方法というのは暗にブックマークの数に上限があり、ブックマークが固定化することにより訪問するサイトが固定化するので、せっかく使える情報が十分に生かしきれなくなります。「お気に入り」のブックマークを使用順・頻度順・作成順・名前順でソートするような機能が必要です。クリッパー123は登録したクリップやRSSをまとめたページを「お気に入り」に登録できるようにし、ソート機能でブックマークの検索性を高めました。

  (4)については、残念ながら、現状では信頼できる内容かどうか自己責任で判断していくしかありません。検索エンジンの結果をひとつづつ確認しながら、判断していく作業は、効率が悪くなります。


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